◇◇◇◇海外ビジネス体験談コラム◇◇◇◇
2次会、あれこれ
●アフターディナー、というと日本語では2次会でしょう。アメリカ人とのビジネスディナーの後、
更に次へ行く事は殆どありません。あるとす れば、日本人同士で、硬い席では英語で上手く表現できなかった、とか未だ寝るには早いのでもう1杯、などでしょうか。
●ヨーロッパでは国民性が出ます。一般的ですが、北ヨーロッパではディナーで終わりです。
南ヨーロッパでは、例えばスペイン、イタリア、ギリシャなど、日本人的にもう1杯、の習慣があります。
●他の地域ですが、やはりアジア人は2次会がお得意の様です。タイ、シンガポール、インドネシア、香港、台湾、韓国、フィリピンなど、
私の体験からも2次会文化が盛んですね。やはり、アジアの人は欧米人に比べ、奥ゆかしい面があるので、ディナーよりリラックスした場所で
相手とより打ち解けたいのでしょう。そして、大いに盛り上がります。
●このアジアの2次会文化、特にビジネスの話が出ないかもしれませんが ビジネスマンであれば、必ず、時差で疲れていても、飲み屋で眠りコケても、
参加してください。参加する事に意義ありです。
●中国人、韓国人、その他のアジア人、あなたに声掛けしてくれた相手はあなたにリラックスしてほしいのが半分、 そしてあなたが信頼できるビジネスパートナーであるかを観察するのが半分の気持ちでいる事がが多い為、翌日からのビジネスに影響をもたらすからです。
●もしあなたがお酒に強いのなら、どんどん飲んでください。ただ、酔い潰れてはいけません。欧米ほどではありませんが、 ビジネスの相手の前で醜態はさらけ出すべきではないでしょう。特に時差があるときは、何時もより酔い易いので注意です。
●又、日本人同士であれば許されるかもしれない、『やー、昨日は酔っていたので、失礼。何を言ったかよく覚えていません』とか、 『昨日の 発言は酒の上でしたから』という発言は、あなたの信頼を大きく低下させます。特に中国ビジネスマンを相手の時は気をつけてください
●そしてどんなに頑張っても、睡魔に勝てない時の対処法です。もし突然気を失ってしまったら仕方ありませんが(笑い)、 もう駄目だ、という数分前にほかの人にその事を伝え、一人で足早に立ち去るのが礼儀です。
●世界のビジネスマンの無言のルールとして、2次会を中座するのは失礼になりません。参加する事に意義がある、 責任は既に果たしているのですから。
●この様に、基本ルールを守っていれば、飲めや歌えや踊れやの大騒ぎ、をドンドン楽しんでください。
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