ラジオの宣伝でなぜこれが耳に残ったかというと、原料にJapanese knotweedが含まれていると聞こえたからです。何だろうと検索したらイタドリでした。田舎で育ったことがない私は、ワラビを摘んだ記憶がかすかにある程度で、恥ずかしながら日本の野草、薬草、山菜をほとんど知りません。「名犬パール」がドクダミで助かったのを読んでもあまりピンと来ませんでした。
翻訳をさせてもらって初めて、ママク(Mamaku)がNZの伝統医療に薬用で使われてきたことを知りました。ママクは、シルバーファーン同様シダの一種で20メートル近くまで成長しますが、シダが大木に成長することもNZに来て初めて知りました。マヌカ(Manuka)はマヌカハニーで知られていますし、コファイ(Kowhai)と共に都市部でもよく育つのでまだ馴染みがありますが、これらもまた薬用植物として見たことはありませんでした。まさにI
learn something new every day (毎日が学習)です。
Introduced plant(外来植物)に対してnative plant (在来植物)にかける人々の思いはなかなか強く、特にシルバーファーンはこの比較的新しい国のシンボルとして十分確立しました。日本人と桜の関係によく似ています。イギリスの植民地になる以前から、あるいはマオリがカヌーに乗って渡って来たとされる以前から、これらシダの大木は悠々とこの地を見守ってきたのでしょう。
そう言えばワラビもゼンマイもシダの一種です。巨大なママクとはずいぶん違う印象を受けます。
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