株式会社ケースクエア公式サイト 翻訳サービス
株式会社ケースクエアGROUP

株式会社ケースクエアが運営する翻訳専門サイト

健康診断書などの医療書類の翻訳について解説

健康診断書を翻訳する前に知っておきたい基礎知識

診断書の翻訳はなぜ重要?

診断書の翻訳は、国際的な手続きやさまざまな場面で提出を求められます。例えば、ビザの取得や海外での就業手続きでも健康診断書の提出が求められるため、正しく翻訳されていないと手続きが滞ったりトラブルが発生したりする可能性が高まるでしょう。
留学・旅行保険の申請などの国際的な手続きにおいても重要な役割を果たすのが翻訳された診断書です。誤訳があると誤解が生じて間違った医療対応につながるリスクもあるため、正確で信頼性のある翻訳が欠かせません。

診断書の翻訳が求められるケース

海外赴任

企業の海外赴任や就労ビザ申請には健康診断書の提出が必要です。現地の雇用主や政府機関は赴任者の健康状態を確認するため、日本語で作成された健康診断書を赴任先の言語へ翻訳することが求められます。
診断結果が正確に記載された翻訳が必要なので、翻訳の精度が与える手続きの円滑さへの影響は大きいといえるでしょう。

留学手続き

留学生として国外で学ぶ際にも入学手続きや学生ビザの申請時に健康診断書の提出を求められるケースがあり、その場合は渡航先の大学や政府が指定する言語で翻訳された診断書が必要となります。
健康状態の確認は現地での医療や保険手続きにも影響するため、正確な翻訳が欠かせません。

国際的なスポーツ遠征

国際大会や競技に参加するアスリートの必要書類にも、現地の言語に翻訳された健康診断書が含まれます。
大会主催者や医療スタッフがアスリートの健康状態を正しく理解し、緊急時に適切な対応をするために必要となります。

海外旅行中にけがや病気をした場合の保険申請

海外旅行中に事故や病気で医療機関を受診した際に日本の保険会社に保険金を請求するためには、現地で発行された診断書の翻訳が必要です。
診断書の内容が正確に翻訳されていないと保険金の支払いが遅れたり、最悪の場合は拒否されたりする可能性があります。医療費の高額な国だと、自費で支払うことになると経済的な負担も大きくなるため、スムーズに手続きを進めるために質の高い翻訳が求められます。

診断書の内容

個人情報

本人確認に使用する必須項目です。氏名・生年月日・性別・住所などの基本的な個人情報が記載されます。

医療機関の住所・連絡先・印鑑(もしくは医師の自筆サイン)

医療機関の住所や連絡先、正式な印鑑または医師の自筆サインが必要です。これは診断書の信頼性を高め、現地の医師が追加情報を必要とする際に直接日本の主治医と連絡を取れるようにするためです。連絡先の電話番号は国際電話の形式で「+81」から始まる形で記載します。

疾病名

患者の疾病名は正確に英語で記載されなければなりません。誤訳は患者の治療に大きな影響を及ぼす可能性があるため、診断書を受け取る現地の医療機関が正確に理解できるように正式な英語の病名を使用します。

投薬内容

投薬内容は薬品名を商品名だけでなく、世界共通の一般名(ジェネリック名)で記載します。過量投与を防ぐため、一回あたりの投薬量・服用頻度・一錠あたりの含有量(例:30mg/tablet)も詳細に明記します。

既往歴・アレルギーの有無

診断書には既往歴やアレルギーに関する情報が含まれており、薬品アレルギーと食物アレルギーを分けて記載することが推奨されています。
アレルギーがない場合でも、その旨を明記することが大切。現地の医療従事者が適切に判断を下し、アレルギーによるリスクを避けられます。

主治医の名前・サイン

診断書が主治医によって責任を持って作成されたと証明するため、主治医の名前と自筆のサインが必要です。

翻訳の対象となる診断書の種類

健康診断書

国際的な手続きで広く求められる一般的な健康状態(血液検査・心電図・レントゲン結果など)を記載した診断書が「健康診断書」です。
診断結果や医療用語を正確に伝えるため、数値の表記や単位を現地の標準に合わせて翻訳する必要があります。血糖値・血圧・コレステロール値などの数値は誤訳が命に関わる可能性があるため、慎重に確認しなければなりません。

予防接種記録

「予防接種記録」は、感染症に対する免疫を持っていると証明する文書です。国によっては入国時に特定の予防接種が義務付けられている場合があり、留学や海外赴任時などに求められる傾向にあります。
ワクチンの名称が国によって異なる場合もあるため、国際的な名称を併記するなどの配慮が必要です。

診断書(持病など)

糖尿病・高血圧・心疾患など継続的な治療が必要な病気を持っている場合、国外で治療を受ける際にはその疾患や慢性病に関する詳細が書かれた診断書が必要です。
検査結果の数値や単位に誤訳があると、治療に支障をきたす可能性があるため、血液検査や画像診断(X線やCTスキャンなど)の結果、治療の経過や現在の状態などが正確に訳されている必要があります。

処方箋

処方箋には医師が処方した薬の名前や使用方法が記載されているため、継続して服用する薬があり、海外に長期滞在になった場合には翻訳が必要になるでしょう。
しかし、薬品名は国によって異なる名前が使われているため、各国での一般的な商品名・成分名や国際的に使用されている名称に翻訳する工夫が必要です。

診断書の翻訳は難しい?依頼前に知っておくべきこと

診断書の翻訳が難しいとされる理由とは?

医療用語の正確な理解

医療分野は専門性が高く、一般的な翻訳者では対応が難しい用語や表現が数多く存在します。医療知識や最新の医学情報にも精通した専門家でなければ、正確な翻訳を行うのは困難。例えば疾患名・症状・治療法などは誤訳をすると現地の医療判断に誤りが生じるリスクがあり、患者の健康や命に直接影響を及ぼすため慎重な取り扱いが求められます。

文化的な違いの考慮

医療制度や診療方法、治療に対する考え方は国によって異なるもの。日本では一般的に使用される医療用語や診療項目が海外では通じなかったり、日本では一般的な検査や治療法が他の国では普及していなかったりといったケースも考えられるでしょう。
診断書の翻訳を行う際には単に言葉を変換するだけではなく、文化的な背景や医療システムの違いも考慮する必要があります。

フォーマットやレイアウトの維持

診断書は公式な文書ですので、フォーマットやレイアウトは提出先によって特定の形式が求められます。そのため、翻訳後も原本のフォーマットを維持しなければ正式な書類として受理されない恐れも。署名欄・捺印の位置・項目の順序など、原本と一致させなければなりません。

患者のプライバシーの保護

診断書には個人情報が多く含まれているため、翻訳者は患者のプライバシーを厳重に保護する責任を負います。また、医療データの取り扱いは各国のプライバシー保護法や規制が関わってくるため、法律を理解して厳格に遵守しなければなりません。
個人情報が漏れると法的な問題に発展する可能性もあるため、慎重に取り扱う必要があります。情報漏洩のリスクを最小限にするために、翻訳者には高い倫理観とプライバシー保護に関する知識が必要です。

専門知識が必要な診断書の翻訳を低価格で依頼するなら

診断書の翻訳に対応している弊社ケースクエアでは、日本語1文字・英単語1ワードあたり8円からと、翻訳料金の相場と比べてリーズナブルな料金で翻訳サービスを行っております。
医療分野に精通している翻訳者も在籍しており、ネイティブ翻訳者が修正・チェックに対応。ネイティブチェックのオプションを追加せずとも、ネイティブチェックと同等以上の品質をご提供します。
お申し込みは24時間webから受付可能で、無料のお見積り相談・トライアルサービスも実施しています。料金プランの詳細は下記のページからチェックできますので、低価格なだけでなく専門性に富んだ翻訳者による高品質な翻訳を希望される方はぜひチェックしてみてください。

医療翻訳の実績多数!無料トライアル有の翻訳サービスを詳しく見る>>