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医療分野における特許翻訳の重要性と依頼のポイント

特許翻訳とは?医療分野で重要な理由

特許翻訳とは?

特許翻訳とは、特許出願に必要な書類や関連する書類を出願先の国の言語に翻訳する作業を指します。特許は技術や発明に関する権利の保護に必要なものですが、その権利は特許が認められた国でのみ有効。日本で特許を取得した場合、その特許は海外で権利行使できません。
近年の企業のグローバル化により、国内だけでなく海外で特許を取得する機会も増えています。発明の権利を国際的に守るために、特許翻訳による海外特許の取得が必須といえるでしょう。

特許翻訳の対象となる文書

特許明細書

「特許明細書」は、発明者や企業が特許庁に提出する書類です。特許出願者は発明の内容や背景、従来の発明品に比べてどのように優れているのか、どのような効果が得られるかなどを具体的に記載します。
この文書が正確に翻訳されていなければ発明の内容が正しく伝わらず、特許権の取得や保護が困難になります。

拒絶理由通知書

特許に通らなかった場合に特許庁から特許出願者に送付される書類が「拒絶理由通知書」です。 出願した特許が審査に通らなかった理由・問題点や既存の技術との相違点について記載されています。
この通知書の内容を理解しなければ適切な対応策を講じられないため、正確な翻訳が不可欠です。

意見書・補正書

特許出願者が審査を通らなかった特許を再度出願する際、特許庁に提出する書類が「意見書・補正書」です。 拒絶理由通知書の内容をもとに特許が認められなかった理由を精査し、補正する内容・項目・補正方法について明記します。

医療分野における特許翻訳の重要性

医療分野の開発では、人や動物にとって有害な影響がないかを徹底的に研究するため、時間・労力など膨大なコストがかかっています。特許によって技術が保護されていない場合、他社が類似製品を販売し、競合にシェアを奪われ研究開発に費やしたコストが回収できない事態に陥るケースも。そうなると、次の発明の開発資金が確保できない可能性もあるでしょう。
また、特許未取得の状態で医療技術を市場に出すと、他国の特許権を侵害していると見なされるリスクもあります。訴訟に発展して多額の損害賠償を支払う可能性があるため、特許翻訳によって確実に各国での特許を取得する必要があるのです。
医療技術は患者の命に関わるため、特許の取得は企業の利益保護だけでなく、社会的な信頼を築くメリットもあります。

医療系の特許翻訳を依頼する前に知っておくべきこと

医療分野における特許翻訳の特徴

高い専門知識が求められる

医療分野の特許翻訳には、医学や薬学の専門知識と高度な翻訳スキルが必要になります。医療専門用語は母国語でも理解が難しく、原文の理解や正しい単語への置き換えのためにも高い専門性は必須。知識が不足していると技術の本質が正しく反映されず、特許の取得や保護に支障をきたす恐れがあります。
また、医療は他の分野に比べて技術や新薬の進歩が比較的早い分野のため、翻訳者は常に最新の情報を学び続け、知識を更新する必要があります。

情報の正確性が求められる

医療分野の翻訳は、特許に関わらず誤訳や誤解を与える恐れのある不明瞭な表現は許されません。薬の成分や治療法の詳細が他の技術に大きな影響を与えるため、翻訳の誤りが重大な結果を招く恐れも。どんな画期的な発明や技術だった場合でも、命の危機や訴訟などのトラブルを引き起こすと企業としての信頼を失ってしまいます。
そもそも正確な翻訳が行われなければ特許取得の機会を逃すリスクも高まるため、充分な注意が必要です。

各国の法律に関する知識が求められる

特許申請は各国の法律に基づいて審査されるため、国ごとに異なる特許法に対応した翻訳が必要です。アメリカ・ヨーロッパ・日本では特許審査の基準や書式が異なるため、各国の法律に合わない翻訳では特許申請が却下される可能性が高まります。
また、特許関連の法律は国内外問わず変化しやすいため、最新の情報をアップデートするスキルも必要です。

特許翻訳を依頼する時のポイント

提出までに余裕を持って依頼する

特許の手続きには特許庁によって定められた提出期限があります。いつまでに書類を提出するべきなのか、修正にかかる時間なども逆算しておかないと期限に間に合わなくなり、プロジェクトが行き詰まってしまう可能性も。翻訳会社に依頼する際は、余裕を持ったスケジュールを立てたうえで希望の納期を伝えましょう。
タイトなスケジュールでも対応してくれる会社もありますが、品質が犠牲になる可能性を考慮しなければなりません。余裕を持ったスケジュールで依頼すれば、翻訳者も細部まで注意を払った丁寧な作業がしやすくなるでしょう。

翻訳会社の実績や信頼性を確認する

特許翻訳は独特なルールなどが多いので、実績を積んでいる会社選びが必要です。
医療分野の特許翻訳には高度な専門性が必要なため、実績豊富な翻訳会社を選べば品質担保に繋がります。逆に信頼性の低い会社に依頼してしまえば品質に不安が残り、特許取得に支障をきたす可能性があります。
公式サイトやSNSなどから過去の実績や専門スタッフの有無、顧客からの評価などを確認するようにしましょう。

やりとり・見積もりなどの対応の早さを確認する

スムーズなコミュニケーションは、質の高い翻訳を行う上で欠かせません。見積もりや質問への対応が迅速かどうかを確認しましょう。対応が遅いと、納期に間に合わないリスクや誤解が生じる可能性があります。
迅速で丁寧な対応をしてくれる会社は信頼性が高く、安心して依頼できます。見積りや相談している段階で迅速な対応をしてくれる担当者がいる会社を選ぶとよいでしょう。

依頼時に準備すべき資料と情報

特許翻訳を必要とする代表的な書類は、特許明細書・拒絶理由通知書・意見書・補正書などです。翻訳の精度を高めるために、原稿となる文書だけでなく専門用語集や参考資料を準備しておきましょう。また、翻訳の目的や使用方法、納期、特別な要望などの情報も事前に共有しておくと、翻訳者が作業を行いやすくなります。
あらかじめ必要な資料と情報をまとめておけば、依頼後はスムーズに翻訳を進めて貰えるでしょう。

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