不動産翻訳とは?
不動産翻訳とは、何のどのような翻訳なのか
不動産翻訳とは?
不動産翻訳とは、日本語で書かれた不動産に関する文書を和英・英和に翻訳することを差します。
対象となる文書は、不動産の売買に関わる契約書や評価レポート、価値を証明する文書などです。
ほかにも、海外の方向けに不動産セミナー・広告・報告書・物件のパンフレットなどを作成・発信する場合にも翻訳が必要となります。
不動産翻訳を必要とする人とは
不動産翻訳を必要とする人は、英語圏の方と不動産の売買や賃貸借契約をしたり、不動産開発・販売事業に取り組んでいる、または検討しているといった企業などです。
不動産翻訳に関わりの強い事業の一例としては、下記のとおりです。
- 不動産の管理(不動産管理会社・不動産貸借管理会社)
- 不動産開発や販売事業(不動産デベロッパー・不動産開発会社・不動産開発コンサルティング会社)
- 不動産の売買・賃貸借(不動産仲介業者・賃貸借サービス業者)
日本の不動産投資市場において、海外投資家からの投資額が2020年から2年連続で増加。海外投資家からの注目が高まっており、この不動産業界のグローバル化に対応するために、不動産翻訳が必要不可欠になるでしょう。
※参照:CBRE公式サイト:投資市場動向(2020年第1四半期)幻冬舎GOLD ONLINE:2年連続1兆円超え…海外投資家が「日本の不動産」に積極投資を続ける理由
不動産翻訳の対象となる文書とは
不動産翻訳の対象となる文書には、不動産に関係するありとあらゆる文書が含まれます。
具体的には以下のような文書が対象となります。
- 不動産の売買や賃貸のために必要になる「売買契約書」「賃貸借契約書」
- 不動産の売買契約する前に必要になる「重要事項説明書」
- 不動産の価値や評価を確認できる「鑑定評価書」「固定資産評価証明書」
- 不動産の権利関係を確認できる「登記事項証明書」「不動産担保付債券」
不動産翻訳の特徴とは
不動産翻訳は、専門性の高さ、原文や数値表記への忠実性を求められるのが特徴です。
特に不動産に関する文書は、日本語で書かれていても難解なため、さらに英語などに翻訳するのは、難易度が高いことは言うまでもありません。
たとえば、不動産の売買契約を締結する前には重要事項説明書を用意し、顧客に丁寧に説明する必要があります。
そのため、施設の紹介や設備の状況・禁止事項の説明・管理会社の紹介などを正確に翻訳しなければなりません。
また、不動産投資の利回りや賃貸物件の家賃などの数値を正確に翻訳することは、トラブルを未然に防ぐためにも重要です。
不動産翻訳の際の注意点とは
誤訳はトラブルの元。間違った翻訳により認識の違う契約を交わしてしまえば、当然トラブルとなります。
たとえば、不動産翻訳でよく誤訳される言葉として「宅地」がありますが、宅地を「Residential sites」と翻訳するのは誤訳です。宅地は住宅地だけでなく、工業地や商業地までを含める言葉。
宅地は「Building sites」と翻訳するのが正しい形となります。
誤訳だけでなく、不動産用語特有の日本語と英語の違いにも注意しなければなりません。
日本特有の不動産用語には地上権や定期土地貸借権、定期建物貸借権などがあります。英語圏の方にも伝わるように、工夫して翻訳する必要があります。
不動産翻訳の依頼先選びのポイントとは
不動産翻訳の依頼先を選ぶポイントは3つ。
- 不動産の専門家が所属している
- チェック体制
- 秘密機密保持
不動産の売買や賃貸借契約に従事した経験がある翻訳者、また不動産に関する資格を有している翻訳者が所属している依頼先は、不動産用語に詳しい目安の一つになります。
不動産文書は、数字を1文字間違えるだけで大きな問題に繋がります。たとえば諸経費や賃貸借量、土地の広さを間違うと、不動産の購入や管理のシミュレーションに影響が出てしまうでしょう。
依頼する会社がダブルチェックしているか、またネイティブチェックをしているかなどのチェック体制も確かめる必要があります。
加えて、不動産文書の情報漏れを防ぐために、不動産翻訳の取引先が秘密機密保持契約書の用意があるかも確認しましょう。
不動産翻訳はプロに依頼するのが安心!
不動産翻訳には専門的な知識が必要で、かつ正確に伝わるように翻訳する必要があるため、プロへの依頼をおすすめします。
高品質翻訳会社 ケースクエアの翻訳サービスは、「迅速」「高品質」「低価格」を誇る翻訳会社です。専門性の高い原稿にも対応しており、生きた表現での翻訳を心がけています。
1文字8円からのご案内で、1万文字・1万単語以上の原稿の場合は10%~の割引も利用可能です。
無料トライアルもありますので、お気軽にお問合せください。