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外資企業への英文履歴書の書き方のポイントを解説

【5分でわかる】英文履歴書の書き方マニュアル

英文履歴書の基本構成

氏名・連絡先

英文履歴書の最初に記載するのは氏名と連絡先です。氏名は大文字のローマ字でフルネームを記載し、一般的には名・姓の順番で書きますが姓を先にする場合もあります。「TARO YAMADA」や「YAMADA TARO」のように表記し、フォントは大文字で履歴書の中央に記載しましょう。
連絡先には住所・電話番号・メールアドレスなどを記載します。住所の記載方法は国際的なフォーマットに合わせ、都道府県や市区町村からではなく、番地やマンション名からはじめましょう。日本と順番が反対なので注意してください。 記載例は以下のとおりです。

日本の表記:〒154‐XXXX 東京都新宿区新宿1丁目
国際フォーマット:1chou-me Shinjuku Shinjuku-ku Tokyo 154‐XXXX

電話番号は国番号を含めて「+81-90-1234-5678」と国際形式で記載し、メールアドレスはビジネスで使用しても問題のないアドレスを選びます。

希望職種

「Objective」または「Career Objective」として、応募する職種や自分のキャリア目標を記載します。自分がその職種でどのようなスキルや経験を活かせるか、どのようなポジションを目指しているのかまで書きましょう。
希望する職種やチャレンジしたい内容を明確化しておくと、採用担当者から「この応募者はやる気がある」と評価を得やすくなります。

学歴・職歴

学歴や職歴は時系列でまとめ、特に希望職種と関連のある経歴は詳細に書きましょう。これまで何を学び・どんな仕事をしていたのかを記載し、入社して即戦力になれそうかを採用担当者にアピールします。

資格

取得した資格は仕事に関連するものを優先し、資格名や取得年月、スコア(例:TOEICの点数)などを含めて記載します。IT関係の資格やマネジメントスキルを示す資格など、その仕事に役立つものを強調しましょう。

英文履歴書の書き方のポイント

学歴・職歴は新しい順で書く

日本の履歴書は古い順(年数が古いものが一番上)に学歴・職歴を書きますが、英文履歴書の場合は直近の経験やスキルが重要だと考えられており、採用担当者がすぐに応募者の状態を把握できるようにするためにも新しい学歴・職歴から記載します。職歴に関しては役職・会社名・在籍期間を記載し、同じ会社で複数の部署で働いていた場合はそれぞれの職務内容を書きます。
また、子育てや病気で仕事をしていない期間がある場合は、「XX年XX月〜XX年XX月は子育て専念のため休職」のように空欄を埋めるのがベターです。履歴書の中で空白期間があると面接官が不審を抱く一因になるため、書類選考の通過率を上げるためにも記載しておきましょう。

用紙サイズやフォントを工夫する

用紙サイズはA4サイズまたはレターサイズを使用し、フォントは英文履歴書と相性の良いとされるArial・Didot・Calibriなどのシンプルなものを選びます。フォントサイズは本文であれれば10~12ポイント、見出しは本文のサイズに2ポイント程度足した14ポイントを設定しましょう。
また、セクションごとに適切なフォントスタイルを使用すると履歴書全体の読みやすさを上げられます。例えば、見出しには太字を使用し、各項目が明確に区別されるように工夫。余白を十分に取り、読み手がストレスなく情報を読み取れるように配慮しましょう。

職種や会社に合わせてフォーマットを変える

履歴書を書くときのポイントとして、職種や会社によってフォーマットを変えるとよいでしょう。履歴書には「コンビネーション・レジュメ」「クロノジカル・レジュメ」「ファンクショナル・レジュメ」の3つのスタイルがあります。それぞれの特徴やメリット・デメリットを理解して、希望する職種に合ったスタイルを選びましょう。

・コンビネーション・レジュメ
業績やスキルを冒頭に書き、職歴や学歴を記載していく形式。異なる職種や業種への応募に向いており、キャリアチェンジを目指す人に向いています。ただし、内容が重複する可能性があり、文章が冗長になりやすいというデメリットがあります。

・クロノジカル・レジュメ
学歴や職歴を新しい順に時系列で書く形式。同じ職種や業種での経歴を強調したいときにおすすめですが、業績やスキルを目立たせるのが難しい場合があります。ブランクや転職回数が多い人には不向きです。

・ファンクショナル・レジュメ
経験やスキルを中心に書く形式。特に専門職への応募に適しており、転職回数が多い人やブランクがある人にも向いていますが、時系列での情報が少なく、やや読みにくい傾向があります。

成果を具体的な数字で示す

前職で大きな成果を出した功績があれば、売り上げを前年比〇〇%上げた・社内で売り上げ成績1位を獲得したといったように、具体的な数字を交えて書きましょう。
採用担当は履歴書だけで応募者の人柄や能力を判断する必要がありますが、特に実力主義の会社であれば、どんな実績を挙げたのかが重要視されるもの。履歴書を綺麗に書けたとしても、自分の能力が伝わらなくては意味がありません。自分を売り込むためにも成果を数字で書き、しっかりとアピールしましょう。

箇条書きで簡潔にまとめる

履歴書の内容は、箇条書きを使って簡潔にまとめると効果的。長い文章よりもポイントを明確にできるだけでなく、読みやすさが向上して採用担当者に好印象を与えます。アピールする順序も考えて、重要な内容を先に書くようにしましょう。
1つの項目でアピールしたい内容が複数ある場合は、以下のように記載します。

例)前職で挙げた実績

  1. 前年比売り上げ○○%アップ
  2. ○○賞受賞
  3. 営業で社内1位を獲得

文章を書く際の注意点

誤字やスペルミスに注意する

誤字やスペルミスは採用担当者に悪い印象を与える原因のひとつ。英文は1つスペルが違うだけで異なる意味になる単語があるため、「なぜこの話の中でこの単語が出てきたのだろう」と採用担当者のスムーズな履歴書の理解を邪魔する可能性があります。提出前には必ず誤字やスペルミスがないか確認し、可能であれば他の人にもチェックをしてもらいましょう。

堅苦しい表現は避ける

難解な語彙や複雑な表現を多用すると、読み手が理解しづらくなります。「この履歴書はちょっと…」と採用担当者に思われてしまうと、実績があったとしてもマイナスな印象を持たれてしまうもの。業界特有の略語や頭字語は、一般的に知られているものでない限り避けるべきです。
最低限のマナーや言葉遣いは守りつつもシンプルで明確な英語を使用し、採用担当者が一読で内容を把握できるような表現を心がけましょう。

弱気な記述や謙遜はしない

日本の文化では謙遜も美徳とされますが、本来、履歴書は自分の強みや成果を売りこむもの。自信過剰や高圧的な表現はNGですが、謙遜しすぎるとライバルに負けてしまいます。誇張や虚偽の記載は絶対に避けつつ、事実に基づいた誠実なアピールを心がけましょう。

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英文履歴書に関する基礎知識

英文履歴書とは?

海外企業や外資系企業に応募する際に提出する英語の履歴書が英文履歴書。レジュメやCVとも呼ばれており、自身の学歴・職歴・スキル・実績などを英語でまとめて採用担当者に自分の適性や能力をアピールします。
英文履歴書は単に日本語の履歴書を英訳すればよいわけではありません。フォーマットや内容においても、国際的なビジネス慣習に則った作成が求められます。

日本の履歴書との違い

顔写真の添付や個人情報記載の有無

日本の履歴書では顔写真・生年月日・国籍などの個人情報を記載するのが一般的ですが、採用過程での差別を防ぐため、英文履歴書ではこれらの個人情報は記載しません。例えばアメリカやヨーロッパでは、年齢・性別・宗教・婚姻状況などの個人情報を採用の判断材料に含めることが禁止されています。
ただし、外資系企業では日本語の履歴書を求められるケースがあり、その場合は顔写真の添付も必要となります。

フォーマットの自由度

日本の履歴書は定型フォームが多く、記載項目やレイアウトが決まっています。一方、英文履歴書はフォーマットの自由度が高く、自分の強みや経験を効果的にアピールできるようにデザインが可能。例えば機能的履歴書(Functional Resume)やクロノロジカル履歴書(Chronological Resume)など、自分の経歴やスキルに合わせた形式を選べます。また、色使いやレイアウト、フォントなども自由に調整でき、他の応募者との差別化が可能です。
ただし、自由度が高いからといって文章が長すぎたり字体がバラバラだったりして読みにくい履歴書になってしまうと「仕事ができない人」という印象を与えるので注意しましょう。

アピール内容の違い

日本の履歴書は個人情報や職務経歴を事実ベースで記載することが主流で、自己PRや志望動機は職務経歴書や別の書類で詳細に述べる傾向にあります。対して、英文履歴書では自己PRやキャリア目標を履歴書内で積極的にアピールするために具体的な成果やスキルを数字や実例を用いて説明し、自分が企業にどのような価値をもたらすかを明確にします。
また、日本の履歴書には趣味や特技を書く欄がありますが、英文履歴書では仕事内容に関係ないことは記載しません。
こうした違いを理解し、英文履歴書では自分の強みを積極的に表現して採用担当者の興味を惹きましょう。