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【海外留学】出願するためのエッセイの書き方、ポイントとは?

海外留学出願のエッセイの書き方・基本構成とは?

海外留学時に出願するエッセイの基本的な構成は下記となります。

  • Introduction(導入)
  • Body Paragraph(本文)
  • Conclusion(結論)

Introduction(導入)は、エッセイを読む相手に対してこれからどのような主張を述べるのか自分自身の立ち位置を明確にしつつ、エッセイの概要を伝える部分です。

相手の興味を引く役割も持っているため、概要だけでなく「見てみたい」と思えるように作成しましょう。

Body Paragraph(本文)は、自身の主張を根拠にもとづきながら論理的に説明する部分です。

Topic sentence(トピックセンテンス)・Supporting evidence(理由・具体例)・Discussion(議論)の3つの要素で1セットとなり、主張の数だけBody Paragraphも増えることになります。

Conclusion(結論)は、文字通り結論を書く部分です。IntroductionやBody Paragraphで述べたことをまとめつつ、最終的な結論を記述します。

海外留学のエッセイを書く上で意識したいポイント

大学の入学者受け入れの方針を理解する

エッセイはテストではなくあくまでも自分自身を大学に知ってもらうためのものであり、エッセイを見た受入大学側が求めている人材なのかを見定めるものです。
読み応えのあるエッセイであっても、大学側が求める人物像と乖離していては評価されません。過去に評価されたエッセイを大学の公式サイトで公開しているケースもありますので、事前にチェックして大学の求める人材を把握しておきましょう。

印象づけるポイントを考える

留学生の受け入れをしている大学は、迎え入れた人材が異なる文化・価値観を持ち込むことで多様性の理解を深める機会が増えることを歓迎する傾向にあります。

どのような文化のもとで生活してきたのか、多様な価値観に対してどのように考えるのかなど、自身の個性や考え方をエッセイに落とし込むのがポイントです。

他の留学希望者と異なる部分を考え、大学側に迎え入れた後にどんなメリットを与えられるかを意識しながらエッセイの構成を考えてみましょう。

使う単語を選ぶ

エッセイを正しく理解してもらうために、読み手によって解釈が変化してしまう単語の使用は控えましょう。

エッセイは読み手に自身の主張を伝えるもの。解釈が分かれる言葉を使用すると自分自身の伝えたいことが正しく伝わらず、誤解を招く可能性があります。

文脈次第ではエッセイ全体が支離滅裂なものと解釈されかねません。そのため、誰が読んでも同じ解釈となる学術的な単語の使用が望ましいとされています。

ストーリー性を意識する

自身がこれまで経験したこと・その経験の過程で何を学んだのか、物語を書くようにストーリー性を意識した展開にしましょう。

主張したい内容をあれもこれもと詰め込むと、時系列がバラバラになったりただ長い文章になったりと読みづらいエッセイになってしまいます。

物語のように話を展開すれば、経験した内容や考え方の変化などのプロセスが自然と順序良く並んで読みやすいエッセイになります。

また、ストーリー性があることで自身の気持ちの動きなどをよりリアルに伝えられ、読み手に自分という人物を鮮明にイメージさせることができるため、強い自己アピールに繋がります。

誰かにエッセイを校正してもらう

文法のミスや誤字脱字などはエッセイの評価としてマイナスに働きます。

自身で見直したとしても、自分自身の頭の中には書いた内容が入っているため細かなミスには気付きづらいもの。ミスを防ぐには、第三者にエッセイを校正してもらうのがおすすめです。

文章としておかしい部分だけではなく、表現が分かりづらい点をはじめ、客観的なアドバイスももらえます。

第三者に見せることに恥ずかしさを感じる方もいると思いますが、質の高いエッセイのために信頼できる人に協力してもらいましょう。

海外留学のエッセイで避けたい3つのポイント

論題をエッセイの中で復述すること

復述することでより強く主張したいと考える人もいますが、文字数制限のある大学の場合、指定文字数を超えたエッセイは「ルールを守れていないエッセイ」としてマイナスの印象を与えてしまいます。

また、復述に文字数を割いてしまうと本来伝えたい表現ができなくなる可能性もあります。

個人情報を書き過ぎること

エッセイは自分自身をアピールする場ではありますが、あくまでも自身の価値観や大学に入学する動機や目的、目標をアピールするものであって、個人的な事情を記載することが目的ではありません。

自身の人格を伝える上で必要な要素は取り入れつつも、個人的な宗教観や政治的思想など、エッセイを書く上で必要のない個人的な情報の記載は控えましょう。

エッセイで同情を引こうとすること

過去の不幸に対しどのように乗り越えたのかを記載することはアピールになりますが、「困っている」「悲しんでいる」だけでは残念ながらアピールにはなりません。

他の留学希望者の中にも同じように不幸を抱えている人はおり、大学側としても同情したという理由だけでは受け入れられないためです。

記述する際は、その不幸をどのように乗り越えたのか、その経験によってどのような世界観・個性を獲得したのかまで伝えるようにしましょう。