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研修資料を翻訳依頼する際のコツ・注意点を解説

研修資料の翻訳を依頼する前に知っておきたい基本事項

研修資料翻訳とは?

社内研修用テキスト・社内会議の研修資料・コンプライアンスマニュアル・従業員ガイドブックなど、企業や団体が教育やトレーニングに用いる資料を翻訳するのが研修資料翻訳です。急速なグローバル化と日本国内における人材不足が進む昨今、増加する外国人労働者向けに、研修資料翻訳はあらゆる業界から必要とされています。
他の翻訳との違いとして、企業・団体には様々な国籍及び使用言語の異なる人材が集まるため、ひとつの原本に対して複数言語の翻訳が求められます。また、読み手の学習レベルや背景に応じてわかりやすい表現を使い、内容のニュアンスを損なわないようにしなくてはいけません。

研修資料翻訳に必要な技術

研修資料翻訳にあたっては、幅広い言語知識が挙げられます。 例えば、多国籍の技能実習生向けにマニュアルの翻訳を依頼する場合を考えてみましょう。外国からの実習生は特定の国からだけではなく、現在は中国・ベトナム・タイ・フィリピン・インドネシアなど、東南アジア諸国からの技能実習生の数が年々増加傾向にあります。日本での生活や日本語に慣れていない方が多いため、実習生の母国語で翻訳する場合はその言語分の翻訳が必要。そのため、多数の翻訳に対応できるスキルが求められます。
また、研修は人材の教育・育成の要素を含むため、読み手が内容を理解しやすい言葉や表現を使うスキルも必要です。

研修資料翻訳の課題

研修資料翻訳には大きく3つの課題があります。 1つ目は専門用語の理解に関する課題です。研修用資料や業務マニュアルには、特定の業界や企業独自の専門用語が多く含まれます。正確に理解したうえで正しく翻訳するには、翻訳する側に相応の専門知識が求められます。
2つ目は文化的な差異への配慮です。翻訳された研修資料はひとつの文化圏だけではなく、異なる文化圏の人々が同じ内容を目にするものです。そのため、一方の文化圏では問題のない表現であっても、他の文化圏では不快な表現となる可能性があります。文化的な差異を考慮しつつも、正確に理解してもらえる翻訳が必要です。
3つ目は、言葉遣いや表現の統一です。多言語を大量に翻訳する場合、複数の翻訳者によって作業が進められます。そのため、言葉使いや表現の方法などのブレが発生した場合、受講者の理解を妨げる可能性も。用語集やスタイルガイドを共有し、表現の一貫性と全体の統一性を保つ工夫が必要になります。

研修資料翻訳を依頼する時のポイント

事前に入念な擦り合わせを行う

研修資料翻訳を依頼する前に、翻訳会社との擦り合わせは必要不可欠です。翻訳する言語や研修用資料のフォーマットだけでなく、翻訳の目的・対象者の背景・専門用語の使い方、求められるトーンやスタイルなどの認識を擦り合わせましょう。
また、一口に研修といっても新人社員研修や専門職研修など内容は多岐にわたります。翻訳依頼を受ける側は、翻訳内容によって適切な翻訳者をアサインするものです。擦り合わせが不十分だと翻訳者が依頼者の意図を誤解し、結果として求めていた内容と違う翻訳物が仕上がるリスクが高まってしまいます。

研修対象者がわかりやすい資料を作る

資料の原文を作成する段階から、研修対象者にとってわかりやすい資料作成を心がけましょう。仮に自分の母国語であったとしても、難解な言い回しや初めて目にする専門用語が多用されたマニュアルでは、理解に時間がかかってしまうものです。
分かりやすい資料を作成するためには、受講者の背景や知識レベルに合わせた資料作りがポイントになります。例えば、専門職向けの研修資料であれば、受講者がすでに知識を持っている前提で問題ありませんが、新人研修などであれば基本的な概念や用語の説明が必要になります。
また、原文がわかりやすい資料であれば翻訳者が誤訳してしまう可能性も抑えられるでしょう。

研修資料翻訳は難しい?ケースごとのコツまとめ

国際展開を視野に入れている日本企業の場合

国際展開を目指す日本企業においては研修資料の翻訳が複数の言語で必要になるため、各国の文化やビジネス慣習を考慮することが不可欠。例えば、英語の資料であってもイギリス英語とアメリカ英語で異なる表現を使い分けたり、文化的に敏感な表現に注意を払ったりする必要があります。
これらを怠ると各国のスタッフやパートナーに混乱を与えてしまい、現地スタッフとの業務・相互理解に支障をきたしてしまうでしょう。

外国人留学生の受け入れを希望する教育機関の場合

留学生を受け入れる教育機関では、研修資料の品質が学生の学習効率に直結します。留学生が日本語に不慣れな点を考慮し、分かりやすい言葉遣いや明確な説明が必要です。専門用語や日本独自の教育システムについては、学生が混乱しないように注釈を加えるなどの配慮をしましょう。適切な注釈や翻訳がない場合、学生が内容を誤解するリスクがあり、結果として教育効果が低下してしまいます。
また、アニメをはじめとした日本の文化に憧れを持つ学生も多いため、日本文化を感じられるビジュアル的な要素を入れるのもポイントです。

外国人技能実習生を受け入れている企業の場合

外国人技能実習生を受け入れている企業にとって、研修資料の正確な翻訳は安全で効率的な実習に繋がります。実習生が直接作業に関わる場合、誤解が作業ミスや安全上のリスクに繋がるため、実務に関連するものは特に明確でわかりやすい翻訳が必要です。視覚的な補助として図や写真を併用し、日本語に不慣れであろう実習生の理解を助ける工夫を取り入れましょう。

日本市場への参入を検討している外資系企業の場合

日本人向けの研修資料翻訳を考える場合には、まず日本人の特性の理解がポイントです。一般的に日本人は勤勉で与えられた仕事を素直に遂行する傾向にあるため、研修資料に具体的な内容や指示を盛り込むとよいでしょう。
ただし、ディスカッションを苦手とする人が多いため、外資系企業のスタイルに慣れていない場合、急に課題解決力や主体性を求められる内容になると戸惑う可能性があります。そのため、日本人社員が持つ強みを活かしつつも、段階的にディスカッションスキルを養う研修内容になるようにするとよいでしょう。

研修資料の翻訳を格安で依頼したいなら

弊社ケースクエアでは、研修資料翻訳の豊富な実績を持ち、これまでに医療分野・製造業・金融業・教育機関・情報通信業・不動産業など幅広い分野に対応してきました。いずれの分野も専門知識を持つプロの翻訳者が対応するため、高品質な翻訳を実現できます。
また、質の高さだけでなく、低価格でのサービス提供を心掛けています。料金システムは翻訳原文の文字数(単語数)を基準としており、英語翻訳では日本語1字につき8円~・英語1単語につき8円~というリーズナブルな価格設定。価格を抑えつつ、専門性の高い研修資料翻訳を検討している方はぜひお気軽にお問い合わせください。

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