1年間のアメリカ留学に掛かる費用はいくら?
1年間アメリカ留学する時の目安費用とは?
留学の種類別の目安費用まとめ
1年間アメリカに留学した場合の費用を留学種類別に分けて解説します。なお、留学時期の為替レートによって費用が変動する可能性があるため注意してください。
・語学留学:250~500万円
語学の上達を目的として語学学校に通い、アメリカ生活を経験するのが語学留学。数週間の短期留学とは異なり、アメリカに1年(48週間)語学留学するとなると250~400万円の費用がかかるでしょう。
留学には学費(授業料)だけでなく滞在費や生活費なども必要になるため、1年間では高額になります。滞在する都市や語学学校、受講コース、ステイ方法によっても費用にバラつきが出るでしょう。
・高校留学:200~600万円
語学の習得やアメリカ生活に慣れるための高校留学では、1年以上の通学をするパターンが一般的。シェアハウスやアパートで暮らすのではなく、学校の寮やホームステイで生活することがほとんどです。
そのため、学費のほかに寮費やホームステイ費用、保証人費用などが必要になります。
・大学留学:400~700万円
コミュニティ・カレッジ(短大)や大学への留学は、専門的な教育を受けることが目的です。
アメリカに1年間(48週間)大学留学する場合、留学する先の地域や学部・専攻科目によって大きな差が生じます。大学の種別(公立または私立)や生活スタイルによっても費用が変わるでしょう。
・大学院留学:400~600万円
ハイレベルな知識・素養を身につけることを目的とした大学院留学。大学と同様に大学院の種別によって学費が異なるため、費用にも幅が出ます。
アメリカ留学の1年でかかる費用内訳
出発前にかかる費用
教育を目的としてアメリカに渡航するにあたっては、事前に次の費用が必要になります。
・渡航費:10~20万円
利用する航空会社や渡航先の都市によって費用にバラつきがあるものの、航空券の購入には10~20万円程度の費用がかかります(往復の場合)。
・海外留学保険費用:23~30万円
海外留学をする際に忘れてはいけないのが海外留学保険。加入は任意ですが、いざという時に大切な役目を果たします。相場は23~30万円ほど。保険料と補償内容をしっかり確認しましょう。
・パスポート手数料:1万1000円~1万6000円
出入国に必要なパスポートを申請・作成するための費用。12歳以上20歳未満であれば1万1000円、20歳以上であれば1万6000円の手数料がかかります。20歳以上であれば10年間有効なパスポートを作成するほうが割安でしょう。
・ビザ申請費用:約2万7000円
アメリカで外国人が教育を受けるには学生ビザの申請が必要。留学ビザにはF-1ビザ・M-1ビザ・一部のJ1ビザの3種類あり、手数料は185ドルです。加えて留学生情報のデータベースである「SEVIS」の登録費用として約5万円(350ドル)がかかります。交換留学生(交流訪問者)の場合、参加プログラムによっては約3万円(220ドル)でSEVISへの登録が可能です。
・健康診断料:2~4万円
アメリカ留学前の健康診断にかかる費用は2~4万円を見込んでおきましょう。安いところであれば1万円ほどで健康診断が実施されていますが、留学先からの検査項目や検査機関の指定がある場合、それよりも高額になることがあります。英文診断書の作成費用(+1万円程度)も用意しておきましょう。
留学中にかかる費用
アメリカ留学中、現地で必要となる費用について解説します。
・学費:60~500万円
留学中の学費は語学留学の場合であれば60~300万円、高校留学で100~400万円、大学・大学院留学で100~500万円程度です。学校区分や種別(公立・私立)によっても費用が大きく変わります。奨学金の利用について事前に確認しておくことも大切です。
・居住費・滞在費:60~120万円
1年の留学では、最初の1~2ヵ月はホームステイして残りの期間をシェアハウスで過ごすのが一般的。シェアハウスの家賃相場は月5~20万円と、地域や物件によってバラつきがあります。
・生活費(食費、通信費、交通費など):60~100万円
食費のほか携帯電話・モバイル端末にかかる通信費や交通費など、アメリカでの生活スタイルによって大きな差が出るのが生活費です。交通費は都市ごとに運賃が異なりますが、15万円前後が目安になります。
・交際費などの雑費:40~60万円
アメリカでの交際費はもちろん、生活用品・衣料品の購入などにかかる費用を雑費として用意します。現地の人や友人と積極的に交流したい場合は、交際費を多めに確保しておくとよいでしょう。
留学費用を節約する方法とは
出発前の節約術
・渡航費(航空券)
航空券をインターネット経由で購入したり、航空会社のチケットセールを利用したりすることで渡航費を抑えられます。マイルを貯めて航空券購入にあてるなど、使えるものはないかチェックしましょう。
・学費
語学留学の場合であれば、格安の語学学校を選ぶという手段があります。ただ、学費の安さだけを理由に格安語学学校を安易に選んでしまうと、授業の質が悪かったり設備が整っていなかったりすることも。学費と教育環境に納得できるかを事前に確認しましょう。
大学・大学院であれば交換留学制度や奨学金制度の有無をリサーチし、利用できるものがあるか確認してみてください。
・保険費用 保険会社によって保険料と補償内容が異なるため、海外留学保険代を節約するにはいくつかの保険会社のプランを比較するのが大切です。最低でも2社の保険を比較し、保険料と補償内容に納得できるものを選びましょう。保険料を抑えることを優先してしまい、補償内容が手薄な保険を選ばないように注意しましょう。
留学先での節約術
・滞在費・家賃
複数人でアパートやシェアハウスで生活すれば、滞在費・家賃を抑えられます。人数が増えるほど一人当たりの費用は低くなりますが、生活に支障がない範囲にとどめるのがおすすめ。物件を選ぶ際は、安全性と生活・通学の利便性にも着目して快適な環境を保ちましょう。
・生活費
食費や交際費・日用品費といった生活費のなかで大きな割合を占めるのが食費。アメリカでの外食費は安くなく、チップも必要です。キッチンつきのシェアハウスを借りて自炊をしたり、友人たちと材料を持ち寄って調理したりすることで食費を低く抑えられます。
映画などの娯楽費も時間帯を選べば低価格で楽しめるでしょう。