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残高証明がアメリカ留学に必要な理由とは?

アメリカ留学に「残高証明」はなぜ必要?

残高証明が必要な理由

残高証明書は財政証明書とも呼ばれており、留学生が実際にアメリカで生活するために必要な生活費や授業料を支払えるだけの資金を持っていることを証明する書類です。
なぜこういった証明が必要なのかというと、留学生が留学中に困窮したりお金に困って罪を犯したりすることを防ぐため。どこの国に留学するにあたっても基本的に残高証明書の提出は必要です。

残高証明書が必要なタイミングは、大学出願時とビザの申請時。有効期限は3ヵ月なので、提出期日から逆算して対応しましょう。
大学出願からビザ申請までの間に残高証明の有効期限が切れてしまうため、ビザ申請時にあらためて発行してもらう必要があります。
出願時は出願する学校数分、ビザ申請時は1枚の証明書を準備しましょう。

短期で留学する場合やビザを使わない3ヵ月以内の留学などの場合は残高証明書を必要としないケースもあるため、ご自身の留学のスケジュール予定に照らし合わせて必要の有無を確認してください。

残高証明の手続きと目安金額

残高証明を発行するための手続きとは

残高証明書を発行する際は普段から利用している銀行の窓口に行き、残高証明書の発行依頼をします。発行はその日にできるわけではなく、3日~2週間程度の期間が必要になるので余裕を持って準備しましょう。
なお、申請する際には本人確認書類(免許証、パスポートなど)・届印・通帳またはキャッシュカードが必要です。

注意点として、残高証明書は英文のものを使用する必要があるため銀行にその旨を伝えましょう。預金は円建てでも問題はありませんが、学校によってはUSD建ての残高証明の提出が必要な場合もあるため留学先にあらかじめ確認が必要です。

一般的には本人の銀行口座が望ましいものの、本人以外の銀行口座の残高証明書を親などの保証書をつけて提出できる場合もあります。
残高証明書のフォーマットが決まっているケースもあるので、しっかり確認した上で用意しましょう。

残高証明に必要な金額とは?

アメリカでの平均的な1ヵ月の生活費は約26.5万円、学費は1ヵ月あたり5~30万円程度となっているため、1ヵ月で30~80万円程度が必要となります。

アメリカは生活費や学費が比較的高いので、6ヵ月留学するなら最低でも200万円程度の蓄えがあったほうがよいでしょう。アメリカ留学では多くの場合アルバイトが制限されるため、現地での収入を考えずに費用を準備しておくことが重要です。

留学費用の目安を明示してくれている学校もあるので、どれくらいの費用が必要か気になる場合は参考にしましょう。
留学途中にお金が足りなくなってしまったら「滞在方法をシェアハウスに変更する」「家族に送金してもらう」といった方法以外に、「留学ローン」「奨学金」の利用などの対策があります。
しかし、残金がギリギリで費用の工面が難しい場合や残りの留学期間も長い場合などは、1度帰国を検討するのが賢明でしょう。