高校生がアメリカ留学するのに掛かる費用はいくら?
【高校生版】アメリカ留学に掛かる目安費用まとめ
短期留学の場合
短期留学とは、日本の高校における長期休暇を利用してアメリカの語学学校や高校が主催するプログラムやレクリエーションなどのイベントに参加することを指します。
現地の生活や文化を学ぶことを目的としており、大学進学へのステップとして利用する人が多いのも特徴。
ビザ取得の必要はなく、期間は2週間~1か月が一般的。費用の目安は1か月で40~60万円前後で、留学先の都市や参加するプログラムによって変わります。
交換留学の場合
交換留学とは、日本とアメリカの国家間で結ばれた協定にもとづいて進められる留学プログラムのこと。異文化交流を目的としており、現地の一般家庭にホームステイして日常生活を送ります。
期間は1年間であることが多く、留学ビザが必要。留学終了後は日本の高校に復学する流れになります。
留学先は公立校に限定され、都市や学校の選択はできませんが学費(授業料)と滞在費は無料。1年間につき200万円ほどと費用が抑えられるため、人気の留学制度です。
私費留学の場合
アメリカの私立高校に通うことを私費留学といい、留学期間や留学先の都市・高校は自由に決めることができます。卒業までの2~3年間留学を続けるのが一般的。進学留学・卒業留学・正規留学とも呼ばれ、大学進学前のステップとして留学する人も多いのが特徴です。
ボーディングスクール(寮制高校)とデイスクール(通学制高校)があり、留学生の多くはボーディングスクールに通っています。高校や滞在スタイルが選択できるぶん留学費用の差も大きく、1年間で400~600万円程度。学費・寮費が高額なボーディングスクールを選んだ場合、1000万円以上の費用が掛かることもあります。
高校留学の費用を準備する際のポイント
奨学金は使える?
私費留学の場合、外国人留学生を積極的に受け入れている高校は奨学金制度を用意していることも。初年度のみ奨学金を出す・学業優秀な留学生に奨学金を出すなど、その条件はさまざまです。しかし、アメリカの高校は義務教育の一環。現地の高校生は無料で通っており、それに予算を充てているため、留学生向けの奨学金制度は用意されていないことも多いのが実情です。
私立・公立の違い
日本と同様に、アメリカの私立高校は公立高校に比べて学費が高い傾向にあります。これは、公立高校が税金によって教育を提供しているのに対し、私立高校では授業料や寮費が掛かるため。
また、公立高校ではビザのない留学生は受け入れてもらえません。費用を抑えるために公立高校への留学を希望する場合は、交換留学制度を利用できないか検討してみましょう。